都会には都会の良さがあって、その賑やかさや喧騒を楽しむというのもひとつの楽しみ方だ。一方で、都会の中で自然を感じる、ということができれば、それは一石二鳥という感じがする。都会と自然のハイブリットというのは、都市の理想的な形態のひとつという気がする。なんばパークスガーデンは、まさに、そんな都会の中の自然が表現された代表的な場所だ。
パークスガーデンは、ショッピングモール「なんばパークス」の屋上に造られた屋上庭園で、CNNによる「世界で最も美しい空中庭園トップ10」に入るなど、とても評価の高い空中庭園。
なんばパークスの建物もとても評価が高い。アメリカ人建築家のジョン・ジャーディの設計で、外観は、地球上の大峡谷に似せて造られたのだという。
なんばパークスガーデンは、ショッピングモールの屋上に造られている。庭園というよりも、林が再現されたようなそんな雰囲気だ。パークスガーデンの入り口から階段を登って、少しづつ頂上に向かうこともできるのだが、エレベーターで一気に8階まで行き、最上階である9階へ階段で登ってから、ゆっくりと、下に降りていくと効率よく、散歩を楽しむことができる。
パークスガーデンには、たくさんのベンチや座れる場所がある。そのような場所が、木の茂みや、通りから少し入ったところに、点在しているところがユニークなところだ。
小さな広場がガーデンの至る所に点在していて、自分だけ、あるいは自分たちだけのパーソナルスペースがたくさんある、というのも心地よく感じられる要因という気がする。
上の写真の広場には、人工芝の丘がある。この丘は寝転びやすい形状になっていて、心地よくのんびりと過ごすことができる。
ライトアップがされたり、近くのビアガーデンからアップテンポなミュージックもかかったりしていて、まさに都会の中のリラックス空間といえる。
階段をさらに降りていくと、せせらぎがあらわれる。せせらぎの近くの小径を入っていくとやはり、椅子が用意されていて、とても心地のいい空間だ。さながら南国のジャングルの中にあるデッキのようである。しかし、デッキの向こうには難波の街のビル群がみえていて、このギャップがユニークといえる。
気になった小径を入っていって、椅子を見つけ、そこで少し休む、というのが僕の楽しみ方だ。都会の喧騒を少し離れたところで一人でのんびりするのもいいし、友人と、少しお酒でも飲みながらおしゃべりをするのもいいかもしれない。もちろんデートも良さそうです。
屋上は階段状になっていて、一度エレベーターで8階まで上がり、9階を一周して、7階の方に戻っていくというルートがおすすめ。
入場料:無料 営業時間:10:00-24:00 アクセス:南海なんば駅からすぐ